2025年最初の大会となったKPKB vol.22が、3月16日 (日曜) アクロス福岡イベントホールにて行われた。
メインはKPKBインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦。
ダウサヤーム・ウォーワンチャイ vs 亀本勇翔は、1Rからダウサヤームの強烈な打撃音に会場がどよめく。亀本はローキックで下から崩す作戦に出たが、ダウサヤームはお構いなしにパンチ、ハイキックをガードの上から効かせダウンを奪う。倒されても諦めずに立ち上がる亀本だったがダメージは明らか。1Rで3度のダウンを喫しダウサヤームが初代インターナショナル王者となった。
KPKBライト級タイトルマッチの歩夢vs龍之介は、広島から駆けつけた大応援に後押しされ龍之介が躍動。歩夢の得意な蹴りを防ぎ、的確にヒットを重ねてダウンを奪う。逆転を狙い猛攻を仕掛ける歩夢だったが、逆にカウンターをもらい再びダウンを奪われる。最後まで攻める歩夢を振り切り、龍之介が涙の王座奪取で大歓声に応えた。
KPKBバンタム級王者の旬ノ介は実績十分の早田吏喜を相手に初防衛戦。
蹴りが得意な旬ノ介を、早田はテクニックでかわしリズムを握らせない。
着実にヒットを重ねていく早田に、旬ノ介はパンチ勝負を挑むも切り崩せず。早田が新王者に輝いた。
新設されたKPKB女子アトム級王座決定戦は、K-1 WORLD MAXでも勝利を掴んだ大西日和がペースを握る。世愛もスピードを生かし攻め込むも、大西は必ず打ち返し主導権を譲らない。
最後までその展開を崩せず大西が初代王者となり、7月に福岡で行われるK-1 WORLD MAXへの出場をアピールした。
KPKBスーパーウェルター級王者の川内参星は、大阪から乗り込んだ進撃の祐墓の挑戦を受ける。重量級らしい迫力のある攻防の中、川内は蹴りからのパンチを繋ぐ得意のコンビネーションでダメージを与える。効いたことを確信した川内は一気に攻め込み、2RKO勝ち。
九州王者の実力を証明した。
KPKBフライ級王座決定戦は有馬大翔と東虎之介が高いテクニックを見せ合い会場を沸かせる。東が強烈なパンチをヒットさせると有馬もその戦いに付き合い乱打戦へ。
顔を鮮血に染めながらも向かっていく有馬だったが、3R終了間際レフェリーが止め、東がフライ級新王者となった。
KPKB女子バンタム級王座決定戦は地元の瑠華と大阪からやってきたHotaruの対決。
両者譲らない攻防戦の中、絶対に退かないHotaruの気持ちの強さから徐々にペースを握る。
負けられない瑠華も反撃に出るが、Hotaruは必ず返してくる。
その展開が最後まで続き、判定勝ちでHotaruが新王者に。
号泣の後、大阪の仲間へ感謝の言葉を綴った。
KPKB初代バンタム級王者、西林翔平の引退試合。
実績で上回る日畑達也を相手に、気迫を込めた攻撃を繰り出していきダウンを奪う。
逆転を狙う日畑の左ストレートがヒットし出すと、両者譲らない打ち合いで会場は大歓声に。
ダウンを奪った西林が引退試合を白星で飾った。
次回大会は5月25日(日曜)アクロス福岡イベントホールで開催。
KPKBヘビー級王者RUIがインターナショナルのベルトを懸け海外勢を迎え撃つ。
アマチュア大会も同日開催される。
https://www.kyushuprokickboxing.info/
第13試合
KPKBインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦 3分3R(延長1R)
◯ダウサヤーム・ウォーワンチャイ (ウォーワンチャイプロモーション)
1R 1分36秒 KO ※ダウサヤームウォーワンチャイが初代王者に
×亀本勇翔 (K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)
第12試合
KPKBライト級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×王者 歩夢 (チームドリーム)
判定0–3 (26–30×3) ※龍之介が新王者に
◯挑戦者 龍之介 (K–1GYM BLOWS)
第11試合
KPKBバンタム級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×王者 旬ノ介 (K–LIFE KICKBOXING GYM)
判定0–3 (29–30.28–30×2) ※早田吏喜が新王者に
◯挑戦者 早田吏喜 (TEAM3K)
第10試合
KPKB女子アトム級王座決定戦 3分3R(延長1R)
◯大西日和 (K-1ジム福岡チームbeginning)
判定3–0 (30–29.30–28×2) ※大西日和が初代王者に
×世愛 (TEAM KAZE)
第9試合
KPKBスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
◯王者 川内参星 (JACK GYM)
2R 1分12秒 KO ※川内参星が初防衛
×挑戦者 進撃の祐墓 (亀岡キックボクシングジム)
第8試合
KPKBフライ級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×有馬大翔 (K-1ジム福岡チームbeginning)
3R 2分59秒 KO ※東虎之介が第2代王者に
◯東虎之介 (都城大叶ジム)
第7試合
KPKB女子バンタム級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×瑠華 (team未来)
判定1–2 (30–29.29–30.28–30) ※Hotaruが第4代王者に
◯Hotaru (Continue)
第6試合
KPKBフライ級 西林翔平引退試合 3分3R
◯西林翔平 (K-1ジム福岡チームbeginning)
判定2–0 (30–28.29–28.28–28)
×日畑達也 (FKD Fighting Sports Gym)
第5試合
KPKBフェザー級ワンマッチ 3分3R
×YU-KI (隆真ジム)
判定0–3 (28–30×2.27–30)
◯川森悠人 (K–1GYM BLOWS)
第4試合
KPKBバンタム級ワンマッチ 3分3R
×呼良 (K-1ジム福岡チームbeginning)
判定0–3 (28–29×3)
◯田中康友 (KIZUNA本部道場)
第3試合
KPKBスーパーバンタム級ワンマッチ 3分3R
◯一志 (拳心会)
2R 56秒 KO
×和美 (ヒデズキック)
第2試合
KPKBバンタム級ワンマッチ 3分3R
◯稟翔 (K-1ジム福岡チームbeginning)
判定3–0 (29–28×2.29–27)
×湯桶勇成 (K–1GYM BLOWS)
第1試合
KPKBフェザー級ワンマッチ 3分3R
◯勇二朗 (HONDA SPORTS)
判定3–0 (30–29×2.30–28)
×慶伍 (FIGHT B)